大宮アルディージャは28日、さいたま市内で3月4日のアウェーFC東京戦に向け調整を行った。

 攻撃の形を意識したミニゲームなどで汗を流した。25日の開幕の川崎F戦では前半から優位に試合を進めたが、セットプレーで失点し敗戦。渋谷洋樹監督(50)は「守備で100%以上、体力を使って、攻撃時に体力とパワーが出せなかった」と振り返った。得点はならなかったが、新戦力のFW大前元紀(27)、MF瀬川祐輔(23)、MF茨田陽生(25)らが好機をつくり、指揮官は「選手はたちはプレシーズンを含めて、感触はつかめている。やろうとすることのイメージはできてきたと思う。攻撃のイメージ付けをする目的で、今日は練習しました」と振り返った。

 次節対戦する東京にはFW大久保ら、世代別を含め日本代表経験者がひしめき、指揮官は「非の打ちどころがないチームで強い」と警戒。「開幕で、しっかりボールを動かすフロンターレとやれたのは大きい」と話し「危機感を持って、しっかり勝ち点を取りにいきたい」。したたかに、タレント軍団相手に勝ち点を狙いにいく。