ベガルタ仙台は20日、22日アウェーのサンフレッチェ広島戦に向けて、仙台市内で約1時間半、紅白戦などの練習を行った。

 今季リーグ戦全試合に先発出場中のDF平岡康裕(30)は「上に行くために、連敗を止める」と、リーグ戦4連敗阻止を誓った。

 直近のリーグ戦3試合で計13失点と守備が崩壊、順位は12位にまで落ち込んだ。上位再進出へ、勝ち点をもぎ取るべく、守備の立て直しが急務だ。3バックの中央を定位置とする平岡は「前にボールを取りに行くときのタイミングが合わず、失点するのが多い。もう少し前からプレッシャーに行くつもり」と意欲を見せた。

 この日も紅白戦で、守備の確認を行った。広島も同じフォーメーションで臨むことが予想され、ミラーゲームとなる可能性が高い。「相手にスペースを与えないように、コンパクトにラインを保ちながらやりたい」と語った。

 渡辺晋監督(43)は「基本的に今日のゲーム(紅白戦)は前を意識させました。守りで人はいるけど、なかなかアタックにいけない。積極性を取り戻す」と決意を語った。