ガンバ大阪井手口が6-0と大勝した大宮アルディージャ戦で、J1通算2万1点目のゴールを決めた。前半16分、左サイドで大宮から移籍後J1初先発したMF泉沢のパスを受けると、ペナルティーエリアの外で右足を振り抜いた。「フリーだったのでパスが来たら枠に飛ばすことだけ考えていた」。ゴール左の狭いコースを突き、井手口の今季2点目が突き刺さった。

 先制点に次々と集まってきた仲間に祝福された。「そう(通算2万点)ちゃうん?」と言われたが、102秒差で惜しくも記念ゴールとはならなかった。「ハーフタイムで2万1点目と分かって残念でしたけど、大勝できたので良かった」。ボランチとして成長著しいが、福岡に住んでいた小学生の頃は「点を取るのが大好き」な点取り屋だった。井手口の4試合ぶり得点でチームは暫定2位に浮上。公式戦4試合ぶりの勝利でG大阪が息を吹き返した。【小杉舞】