J1ベガルタ仙台は9日、ホームで行われるルヴァン杯柏レイソル戦(10日)に向け、仙台市内で調整した。

 前節大宮戦(3日)で貴重な追加点を挙げ、クラブを3連勝に導いたFW西村拓真(20)は勝利に貢献するべく、2戦連発弾を狙う。

 仙台は各組2位および3位が進出するプレーオフ出場に「王手」をかけている。現在、勝ち点9でA組首位。今節も勝利し、勝ち点6で次節試合のない4位磐田が敗れると、1試合を残し、3位以上が確定。大一番へ、西村は「勝利のために全力を出すこと。どれだけチームのプラスになることを意識して、ゴールだったり」と誓った。

 西村は、昨季まで仙台のエースだった柏FWハモン・ロペス(27)を「すごい選手」と尊敬する。一緒に練習をしたことで、プロのフィジカルの強さを肌で実感したという。そのハモン・ロペスは現在、定位置を確保できておらず、途中出場が多い状況。「ハモンも気合が入っていると思うし、自分も負けないように活躍したい」と期した。

 プロ3年目で公式戦通算3得点だが、ホームではゴールを挙げていない。「ユアスタで点を取れていない。貢献できていないので、すごく意識はしています。自分のできることを全力でやって」と期した。