湘南ベルマーレGK秋元陽太(30)が、好セーブ連発で勝利をたぐり寄せた。前半5分に早々と、ゴールポストをかすめるシュートを浴びた。同17分には、ジェフユナイテッド千葉FW船山貴之が放った、至近距離からのシュートをスーパーセーブして勢いに乗った。その後も相手に何度も決定機を与えたが、抜群の反射神経で計19本のシュートを無失点で耐え抜いた。

 6月のJ2月間MVPも受賞した守護神は「みんなが体を張って守ってくれたおかげ」と、前節V・ファーレン長崎戦に続く2戦連続完封にも、あくまでもDF陣らとの組織的な守備によるものと謙遜した。今月は5日の松本山雅FCから、12日間で3試合の過密日程を全勝。秋元は「この連戦で勝ち点9を取ることができたのは大きい。これを次につなげたい」と、力を込めていた。