J2徳島ヴォルティスが22日、21日に66歳で亡くなった俳優大杉漣さん追悼のため、ホームの鳴門大塚で行われる25日のファジアーノ岡山との開幕戦で記帳所を設置すると発表した。

 時間と場所は決まり次第発表される。大杉さんは熱狂的な徳島サポーターだった。公式ホームページでは「昨日、俳優の大杉漣さんが急性心不全のためご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントが掲載された。

 また、岸田社長はクラブを通して「大杉漣さんにはクラブの前身である大塚製薬サッカー部時代から、地元のクラブである徳島に熱い思いを寄せて応援していただいておりましたことに深く感謝を申し上げます」とし「昨シーズンのFC岐阜戦では初めてピッチレベルで両チーム、主審に花束を贈呈いただきました。この日もお仕事ではなく、オフを利用してスタジアムにお越し頂き『サポーターを代表して』とおっしゃっていたお姿に徳島、そしてサッカーへの愛を感じるところでありました」と、大杉さんのエピソードを明かした。

 開幕前の突然の出来事。同社長は「今シーズンへの期待もしていただいており、これからも共に歩みを進めることが出来ると思っておりました。俳優としてのご活躍やサッカーを楽しまれているところでの突然のことに、本当に驚いております。ご家族のお悲しみは、計り知れないものとお察しします。また我々をはじめ徳島ヴォルティスに関わる人々、そしてサッカーを愛する人々も深い悲しみに襲われています。謹んで哀悼の意をささげるとともに、大杉漣さんの徳島ヴォルティスへの熱い気持ちを胸に、今週末に開幕する2018年シーズンを徳島ヴォルティスに関わる全ての皆さんと一丸となって戦い、シーズン終了後には良いご報告が出来るように全力を尽くす所存です。慎んでご冥福をお祈り申し上げます」と、コメントした。