北海道コンサドーレ札幌DF河合竜二(40)の現役引退とスタッフ就任が24日、クラブから発表された。

スタッフ職は河合のために新設された「コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン」(C・R・C)で、就任は2月1日付。11年から5年連続で主将を務め、11、16年と2度のJ1昇格へとチームを引っ張ったキャプテンシーを評価されたもので、パートナー企業やサポーターとクラブの橋渡し役を期待されての就任となる。

東京都出身の河合は西武台高から97年に浦和レッズへ加入。03年に横浜F・マリノスへ移籍。04年には浦和とのチャンピオンシップ第1戦で決勝のヘディングシュートを決めるなど2連覇に貢献し、ボランチなどで主力に定着した。11年から札幌でプレー。5年連続で主将を務め、2度のJ1昇格を導いた。J1通算191試合9得点、J2通算147試合2得点。

河合はクラブを通じ「プロ生活22年間。日本代表にも入ったことのない自分がここまで長くサッカーをやれたのも周りの方の支えがあったからこそだと思っています。両親を始め、家族、友人、自分を支えてくれた方。少年団から中学、高校、浦和レッズ、横浜F・マリノス、北海道コンサドーレ札幌在籍時の自分のサッカー人生に関わる全ての皆様に感謝します。そしてファン、サポーターの皆様。ホームはもちろん、遠くアウェーまでも多くのサポーターに駆けつけていただきありがとうございました。皆んなの声援が力をくれました。時にはぶつかった事もあったけど、辛い時期もいつもどんな時だって全力で応援してくれる姿は最高でした!! 今後はクラブのフロントスタッフとして、コンサドーレに関わらせていただく事になりました。自分の今までの経験を生かし、クラブと大好きな北海道がより一体感を持って戦えるように努めていきます。今後も自分が大切にしてきた言葉通り、『今、目の前のことを全力で。』変わらず突き進んで参ります!」とコメントした。