アジア・サッカー連盟(AFC)は8日、クアラルンプールで開いた総会で、AFC選出の国際サッカー連盟(FIFA)理事選挙(改選枠1)を行い、現職のハマムAFC会長(カタール)がバーレーン協会のサルマン会長を票数23-21の小差で下し、4選を決めた。

 これまでハマム会長の2度の再選は無投票だったが、今回はハマム氏の独善的なAFC運営に反発した日本や韓国などが対抗馬のサルマン氏を支持。両陣営は激しく争っていた。

 ハマム会長は当初、クウェートなど6協会に投票権を認めない考えを示していたが、最終的に加盟46協会すべてが投票し、2票は無効と判断された。同会長は投票に先立ち、AFC本部をクアラルンプールから移転する自身の提案を取り下げていた。(共同)