経営難の来季J2大分は28日、人選が難航した新社長に代表取締役代行の青野浩志経営企画部長(53)の昇格が内定したと発表した。来年1月の株主総会で正式決定される。

 青野部長は同日、大分市内で会見し「何とかお役に立てればと決断した。J1復帰の夢を県民と共有したい」と語った。クラブの特別顧問を務める大分県の広瀬勝貞知事から23日に要請され、25日受諾した。

 大分はJリーグに2億5000万円の追加融資を求めたが、新社長未定などを理由に保留となっていた。また非常勤の副社長として、県財界関係者ら2人が就任する。