<なでしこリーグ:浦和2-0福岡>◇4日◇駒場

 昨季女王の浦和が、連覇へ白星スタートを切った。昨季得点王の安藤梢がブンデス1部デュイスブルクへ移籍したうえに、北本綾子、日テレから新加入した荒川恵理子、新鋭の吉良知夏らFW陣が相次いで故障に見舞われて離脱。攻撃面に不安を抱えての開幕戦となったが、序盤から福岡を圧倒して完封勝ちした。

 先制点は前半39分。MF柳田美幸の右CKを相手GKがクリアしたボールを、FW窪田飛鳥が右足で蹴り込んだ。守りを固める福岡からなかなか追加点を奪えなかったが、後半29分にMF庭田亜樹子のヘディングシュートで2点目を奪取。試合を決定づけた。

 村松浩監督は「ミスも出てしまったけれど、みんなが同じイメージを持ってやっていた。(故障者を含めて)すべての選手がそろえば、全体のレベルが上がってくる。現状の選手の中でも、いい仕上がりにきていると思う」と評価した。