Jリーグは2日、東京都内で20年目の開幕を前に、J1、J2の監督や選手代表らが出席して記者会見し、大東和美チェアマンは「日本に停滞感、閉塞(へいそく)感がまん延する中で、20年目のシーズンを迎える。日本のスポーツ、社会全体をけん引する存在であり続ける決意を新たにしている」と強い覚悟を示した。

 初めてJ1の舞台で戦う鳥栖の尹晶煥監督(39)は「大きな目標は優勝だが、現実的には10位以内を目指してやりたい」と抱負を述べた。

 10日に始まるJ1は原則的に土曜、4日からのJ2は日曜に開催する。J2ではJ1昇格の3つ目のチームを決めるプレーオフを導入して活性化を図る。

 試合中の異議や遅延行為を減らし、フェアな試合の実現を目指す「Jリーグ憲章」を定め、大東チェアマン、柏のネルシーニョ監督(61)、広島のFW佐藤寿人(29)が代表で署名した。