<サッカー:第13回ダノンネーションズカップ>◇2日目◇8日◇ポーランド・ワルシャワ

 レジスタFC(埼玉)の小さな点取り屋、FP榊原慧悟がチームを日本勢として初の決勝に導いた。準決勝のアルゼンチン戦(20分1本)は1点をリードされたものの、8分に榊原の3人抜きゴールで同点。FP吉岡直輝のPKで逆転すると、終了間際には再び榊原がゴール前で3人のDFをかわしてだめ押しゴールを決めた。132センチとチーム一小柄ながら、テクニックは抜群。「勝負だ、というコーチの声が聞こえたので前を向きました。ドリブルからのゴールは得意です」と胸を張った。30センチも違う大柄なDFの間をスルスルと抜けると、スタンドからは「おお、メッシ!」の声もあがる。「決勝でも点をとって、優勝を狙います」と「レジスタのメッシ」は力強く話した。