<高校サッカー:開志学園0-3日大藤沢>◇3回戦◇3日◇ニッパ球

 創部10年目で選手権初出場の開志学園(新潟)が3回戦で力尽きた。激戦の神奈川大会を制した日大藤沢の猛攻を序盤は耐えていたが、前半22分から40分までに3失点。一気にたたみかけられてしまった。

 大量リードした相手が下がりぎみになった後半は押し込む場面もあったが、シュートがポストに嫌われるなど無得点。敵将の佐藤輝勝監督(36)から「攻守の切り替えがものすごく速い」と警戒されていたオフェンスも、連戦の疲労もあってか影を潜めた。それでも、前日2日の2回戦で宇治山田商(三重)に勝って全国大会初出場初勝利。宮本文博監督(46)は「君たちは歴史をつくってくれた。胸を張って、新潟に帰ろう」と選手をたたえた。