<J1:C大阪0-4甲府>◇第29節◇15日◇金鳥スタ

 J1残留を争う甲府は大きな勝ち点3を得た。光ったのは2ゴールを奪った日本代表FWハーフナー・マイク(24)の活躍だ。

 最大の武器である高さだけではないところを見せた。後半18分。自陣からストライドの大きなドリブルで約70メートルを駆け上がり、GKと1対1になると左足で冷静に決めた。「行くだけ行こうかなと思ったら、相手がついてこなかった」と照れたように笑みを浮かべた。

 11日のW杯アジア3次予選、タジキスタン戦でも2得点を挙げ、周囲の注目は高まるばかりだ。好調を維持し、得点王を争うストライカーは「誰が点を取っても勝てばいい。チームの残留の方が大事」と残りの5試合に目を向けた。