【復刻版:5月16日付、ニッカンスポーツ・コム】<ナビスコ杯:C大阪2-1広島>◇1次リーグ◇16日◇金鳥スタ

 広島が後半ロスタイムに勝ち越し点を献上し、またも初勝利を逃した。ペナルティーエリアでC大阪MFキム・ボギョンが倒れ、PKが言い渡されると、広島の選手たちはファウルではないと猛抗議したが、判定は覆らず。森保一監督(43)は「いろいろな思いはあるが、審判の判定なので。僕らから見てどうだったのかなというのはありますが…」と、歯切れが悪かった。

 得点を挙げたFW佐藤寿人(30)も「こういう終わり方は非常に悔しい。レフェリーがすごく大きなミスを犯している。相当クレージー。同じサッカー界にいる人としてどうかと思う」と激怒。「僕らはプロとして戦っているけど、審判にはプロではない人もいる。その差が出た。抗議するのが悪いという風潮があるが、選手がレフェリーに意見を求めるのは正当な権利。リーグにも考えてほしいし、レフェリーも、もう少し責任を持って笛を吹いてほしい」と、審判のレベル向上を求めた。