<J1:名古屋1-2鹿島>◇第33節◇24日◇豊田ス

 鹿島DF岩政大樹(30)が、空中戦を制した。ロングボールを多用する名古屋の攻撃に対し、187センチの長身で対抗。ことごとくヘディングで競り勝った。

 岩政は「そこで勝てるかどうかだった。ガチの勝負には、今の僕になら対抗できると思っていた」と胸を張った。引き分け以下なら最終節まで残留争いがもつれ込んでいたが、勝ってJ1残留を決めた。

 「昨日、移動していた駅でサポーターの方が走り寄ってきて『明日は頼むぞ』と複数の方々から言われた。それくらい心配かけていたと思う」と、思いに応えるように体を張ってチームに貢献した。