鹿島が8日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで解散式を行い、今季を締めくくった。約50分のミーティングでは、今季限りで退団するDF岩政大樹(31)らがあいさつした。

 前日7日の最終戦で広島に敗れ、ACL出場も逃した。天皇杯にも敗れたため例年より早いオフを迎えるが、区切りをつけた選手たちの表情は明るかった。MF柴崎岳(21)は「まずはリフレッシュ。目に見えない疲れもとりたい」と話した。

 広島戦後に「明日は何人か泣かせます」と話していた岩政は、あいさつ中に思い出を振り返り、自身が先に涙した様子だったが「泣いてないよ。泣く選手がいたかわからない。上を向いていたので(顔が)見えなかった」とかわし、10年過ごした“古巣”に別れを告げた。