<J2:C大阪2-1仙台>◇第4節◇23日◇長居

 C大阪が2-1で仙台に競り勝ち、連敗を2で止めた。前半12分、MFアレー(22)のミドルシュートで先制。後半25分に同点に追いつかれたが、同36分にMFジェルマーノ(27)が勝ち越しゴールを決めた。DF尾亦弘友希(24)が右太もも裏を負傷し退場するアクシデントを全員守備で守りきり、ホーム初勝利を飾った。

 C大阪が“数的不利”を乗り越え、3試合ぶりの勝利をつかんだ。後半36分に勝ち越したが、同時にDF尾亦が右太もも裏を痛め退くピンチ。だが、FW森島康はリードを守りきるために攻撃を控え、ボールキープを心がけた。MF香川は左サイドバック(SB)に下がり、守備に専念。レビークルピ監督は「全員、気持ちが入っていた」と選手を褒めた。

 GK相沢は「チーム全体で守りきろうと目標が明確になったのが良かった」と振り返る。昨季は開幕3連敗が響きJ1昇格を逃したが、今季は連敗を止めた。「一戦、一戦をしっかり戦いたい」とDF前田主将。3年ぶりのJ1復帰へ、C大阪がトンネルを1つ抜け、反撃態勢を整えた。