日本代表候補合宿で右ひざを負傷した千葉FW巻誠一郎(27)が24日、千葉県内の病院でMRIなどの精密検査を受けた。右ひざ打撲で全治は発表されなかったが、クゼ監督によると「2~3週間はかかると思う。(5月17日までの)6試合に出場できるかどうか。昨日は風邪をひいたように頭が痛かった」と話していた。

 最悪の場合、Jリーグ6試合に出場できないことも考えられる。その場合、その後の日本代表のキリン杯、W杯アジア3次予選の選考にも影響することになる。チーム関係者は「巻は痛みに強いし、痛みさえ引けば『出たい』と言うでしょう。全治よりも、復帰時期はあくまでも本人次第です」と、早期復帰を期待した。責任感の強い巻だけに、リーグ戦7試合を消化し、唯一勝ちがないチーム事情などもあり、早期復帰の可能性も十分ある。