<J2:C大阪1-0徳島>◇第11節◇3日◇長居

 C大阪がビリケン効果?

 で今季初めてJ1自動昇格圏の2位に浮上した。大阪・通天閣の幸運の神様・ビリケン像が“ベンチ入り”した徳島戦は、後半19分にFW小松塁(24)が3戦連発となる決勝ゴールを決めた。後半44分には徳島の決定的なシュートがポストに当たる幸運もあって1-0で競り勝った。

 ビリケンさんがC大阪を助けてくれたのかもしれない。1点リードの後半44分、左CKから徳島FWドゥンビアにヘディングがポストを直撃。失点覚悟の場面にもたらせれた幸運にDF江添は「試合前にビリケンさんの足を触った。おかげでポストに当たったのかも」と感謝した。

 攻守にバランスを欠く低調な内容だった。19歳の司令塔MF香川はマンマークされ、屈指のスピードを誇るドゥンビアに徹底してカウンター攻撃を食らった。だが、FW柿谷の左クロスを相手GKがはじく運もあり小松の決勝弾が生まれた。「ビリケンさんの頭をたたいた御利益があった」と柿谷。粘り強く守って2位浮上。3年ぶりのJ1復帰へC大阪に運が向いてきた。