コンサドーレ札幌が来季のセンターラインを外国人で固める方針であることが6日、分かった。三上大勝強化部長は「いろいろなパターンが考えられるが、基本的には勝つためにセンターラインに(新外国人を)置きたい」と明かした。J2となる来季は外国人中心の布陣で立て直しを図る。

 来季のシステムは未確定だが、チームの骨格となるセンターバック、セントラルMF、センターFWの3つの位置は外国人に任されることになる。今季は外国人2トップなど攻撃的選手の獲得に力を注いだが、来季に向け、リーグ最多63失点(第30節終了時)のDFの立て直しが急務。日本人だけで戦ったDFラインについて、三上強化部長は「組織だった守備の構築はできていなかった」と話す。J1昇格した昨季のDFブルーノ・クアドロスのような絶対的な柱を据える青写真を描いている。

 外国人は来季からスタートするアジア枠を含め、外国人4人体制になることは確実だ。FWダビ、MFクライトンが他クラブへ移籍することは決定的。強化部はスウェーデンリーグに続き、今月中にコロンビアリーグを視察する予定。来季に向けた外国人の方向性は決まりつつある。