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鹿島全選手スタッフ60人で札幌入りVつかむ

芝生の上でリラックスする内田篤人(右)と本山雅志(撮影・柴田隆二)
芝生の上でリラックスする内田篤人(右)と本山雅志(撮影・柴田隆二)

 北の大地に全員集合! 鹿島が2連覇のかかった6日のアウェー札幌戦に全32選手、スタッフ全員を帯同させることが1日、分かった。通常サブ組は遠征にはついていかないが、優勝のかかる最終戦ではチーム一丸となるため、全員を決戦の地に集結させる方針を固めた。サブ組、スタッフは当日移動で約100万円(金額は推定)の追加費用がかかるが、クラブ職員も含めれば普段の倍の約60人で札幌戦に臨む。

 チーム全員で栄光の瞬間を札幌で見届ける。11月29日の磐田戦に勝利した後、DF伊野波と笠井は温泉で「みんなで優勝を味わいたいね」と話していたが、希望がかなうことになった。オリベイラ監督が「札幌には全選手、スタッフを連れて行く。一番重要な試合だからだ」と明かした。

 通常の遠征ではベンチ入り18人、スタッフ約10人が帯同するが、今回はベンチ外を含む全32選手や居残り担当のスタッフも連れて行く。日帰りの強行軍で費用は100万円以上かかる見込みだが、連覇のための「必要経費」と判断。選手、スタッフ約50人、クラブ幹部、職員も含めれば約60人の「鹿島ファミリー」の大所帯で札幌に乗り込む。

 遠征に全員を帯同させるのは、優勝の現場に立ち会わせたいのと同時に結束力を力に変えるためだ。勝てば優勝、引き分けでも優勝は濃厚。しかも相手は降格決定の札幌。揺るぎない絶対優位の状況は昨年の浦和と似ている。浦和が横浜FCに敗れたように、心にスキが生まれても不思議ではない。だがチーム全員が見守っていれば「サッカーは何が起こるか分からない」(MF青木)との気持ちもさらに引き締まる。

 ACLもナビスコ杯も天皇杯も敗れた。残された最後のタイトルがかかる札幌戦は08年の総決算。クラブの総力も問われる一戦。「ファミリーは1つでなければならない」。オリベイラ監督の言葉は鹿島の思いでもある。【広重竜太郎】

 [2008年12月2日8時51分 紙面から]


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