来季監督への就任要請を受けた東京Vの高木琢也コーチ(41)が9日、クラブ側へ2点を強く要望した。まずは選手の確保。主力選手を含む11選手を解雇しているが、それ以外の選手も移籍となれば戦力ダウンは計り知れない。「クラブ経営が厳しいのは理解しているが、その中でいかに戦っていくかというのがある」。さらに強化部門の充実。「イニシアチブはどこにあるのか。強化部門はしっかりと確立してほしいね」。クラブとの話し合いは今後も続けるが、返答を長引かせるつもりはない。「あまり遅れれば、クラブ、選手、自分と、だれにもいいことがない。来季へのプランニングも遅れる」。クラブから納得する返答を受ければ、今週中にも「高木監督」の誕生となりそうだ。