モンテディオが、いよいよJ1シーズンをスタートさせた。J1山形が25日、NDソフトスタジアム山形の雨天走路で、今季初の全体練習を行った。約2時間、ランニングやボールを使って基本練習で汗を流した。選手の動きを確認した小林伸二監督(48)は「楽しみな雲仙キャンプになる」と笑顔だ。

 昨年より約1週間、始動を遅らせた。指揮官は「昨年は雪とか、場所を変えて練習しましたが、コンディション把握が難しかった」と明かす。始動が遅れる分、選手が意図を持って自主トレに励んだ。「今日はボールも使ったので、テンションが高かったと思いますが、選手が集中していた」と指揮官は満足げだ。

 この日は、約200人のファンが見学した。たった1日しか練習を公開できずに、キャンプに向かうことをわびながら、小林監督は「開幕とホーム開幕でいいゲームをできるように、培ってきたい」と言葉に力を込めた。【山崎安昭】