アウェーだからといって攻撃の手は緩めない。コンサドーレ札幌・石崎信弘監督(51)が15日のアウェー鳥栖戦でFW宮沢裕樹(19)の先発起用を決断した。完封負けを喫した8日の開幕仙台戦の反省から、前線を1トップからFWキリノ(24)との2トップと攻撃的布陣に変更。ポストの宮沢、スピードのキリノの2枚看板で、今季初勝利をもぎ取る。

 石崎監督が1日遅れの記念日でサポーターに勝利を送る。熊本ミニキャンプ最終日の14日、51歳の誕生日を迎えた。「サポーターにプレゼントするためにも勝ちたい。51だもん、(3月14日は)誕生日じゃない。ホワイトデー。サポーターにプレゼントしたいね」と気持ちを新たにした。

 今季2戦目にして勝負に出る。FW宮沢の先発が確実だ。8日の開幕仙台戦の1トップからFWキリノとの2トップに変更。この日のセットプレーの攻撃練習でも2人を主力組に入れ、連係を確かめた。仙台戦では先制点を奪われた後、2トップにして総攻撃を仕掛けた。それを試合開始のホイッスルから続ける。

 仙台戦はキリノにポスト役を託したが、ボールが落ち着かず、攻撃のリズムが悪かった。宮沢という明確なポスト役を加えることでキリノの負担を軽減。さらにキリノの裏へ抜けるスピードを生かせるシステムでもある。石崎監督は「(宮沢は)ターゲットとしてポストプレーをしてもらいたい。前でも収まると思う」と期待を寄せた。

 グアム、熊本キャンプの練習試合から、布陣はほぼ1トップだったが、それを崩してまでゴールにこだわる。石崎監督は「公式戦で連敗をしてはいけない。内容を求めながら、結果も求めたい」と必勝を誓った。札幌がJ2で開幕から2連敗したことは1度もない。開幕から2試合目にして早くも今季を占う重要な一戦を迎えた。【長島一浩】