日本協会の原博実強化担当技術委員長(50)が8日、Jリーグの若手選手の欧州挑戦を奨励した。マンチェスターU-FCポルト戦のテレビ放送の解説を務めた同委員長は「J2でもプレーした朴智星とフッキが活躍して、うれしかった。Jリーグも捨てたもんじゃない。日本の選手もどんどん欧州に挑戦してほしい」。日本にとって世界が決して遠くないことを実感し、言葉にも力が入る。「本人の努力しだいだが、可能性はある。こういうレベルでできないと、W杯ベスト4には入れないんだから」と話した。

 また、マンチェスターUが中1日でリーグ戦とCLを戦ったことについて「世界は厳しい環境でやっている。見習うべきところは多い」と、選手たちの奮起を促した。さらに、笛に頼らずゲームをコントロールする審判にも注目。「選手と審判との間に信頼関係がある。Jリーグでも参考になる」と話していた。