<J1:横浜2-1川崎F>◇第9節◇2日◇日産ス

 横浜はFW陣のコンビネーションで今季初の連勝を飾った。前半21分、DF金がクリアしたボールをFW山瀬功治(27)が胸で受け、すかさず右足でシュートを決めた。同44分には山瀬のパスを受け、FW坂田大輔(26)が飛び出してきたGKを浮き球で交わしてゴール。実績ある山瀬功、坂田だが、今季は開幕スタメンから外れるなど出場機会に恵まれずにきた。だが、2人の状態とともに、チームも上がってきた。

 木村監督は「(渡辺を含め)前線3人のコンビネーションができてきたので、前節と同じ形にした」と言うように、2試合続けて前線3人を固定し、狩野をボランチで起用した。山瀬功も「3人の流動的な動きはスムーズになってきたと思う」。開幕直後はナビスコ杯を含め6試合勝てなかったチームに、ようやく形が見えてきた。山瀬功が言う。「本来なら連勝して気を引き締めるところだが、今のチームは勢いに乗っていいと思う」。上位進出も狙える位置につけてきた。