浦和DF田中マルクス闘莉王(28)が、こどもの日にちなんだ「サプライズ教室」を開催した。劇的なロスタイム決勝弾を決めた新潟戦から一夜明けた3日、さいたま市内の練習場でランニングやサイクリングなど軽めのメニューで調整。練習終了後、用具室からボールを取り出すと、見学に訪れていた児童ら約50人を隣接するフットサルコートに呼んで約30分間、即興のサッカー教室を開いた。

 クラブ関係者も事前に知らされていなかったサプライズ企画。ビブスまで持ち出してミニゲームを行い「最後まであきらめるなよ」「負けるな、頑張れ」と一緒にプレーを楽しんだ。昨季は6年ぶりの無冠に終わるなどチームの不調もあって、ファンと直接触れ合う機会を十分持てなかっただけに、闘莉王は「こどもの日も近いし、こういうことも続けていきたい。逆に(子どもたちから)パワーをもらいました」と笑顔。5日の柏戦(国立)へ闘志を新たにしていた。