42歳になったJ1磐田FW中山雅史に、柳下監督も敬意を表した。23日に42回目の誕生日を迎え、J1最年長となったベテランFWに、指揮官は「おれらからしたらよくやっているなと思う。痛くないところはないんじゃないかな」と、わずか7歳差の選手に感服。それを聞いた中山は「どこが痛いのか説明するのがめんどくさいくらい。長くやっているから感じられる痛みなのかもしれないけど」と、笑いながら返した。

 中山の常に全力でやるという信条に、不安さえ抱くことがある。「練習を見ていても怖い。力をセーブしないから。でも、常に100%でやっている姿勢を、若い選手が感じてやっていかないといけない」(同監督)。この日の練習でも、体を投げ出して相手に食らいつき、身をていしてボールをキープしていた中山の姿勢を称賛。若手選手の見本として期待した。