全国高校サッカー(30日開幕)初出場を決めた藤枝明誠(静岡)のDF藤原賢土(3年)が7日、8日から始まるU-18日本代表候補合宿(御殿場)に追加で初招集された。完封した決勝戦でのプレーが評価され、緊急招集となった。イレブンは感激を胸に秘め、8日から新たな目標に向けて始動する。
さらなる吉報はこの日朝に届いた。優勝から一夜明けて、まだ興奮冷めやらぬまま登校した藤原は、松本安司コーチ(40)からU-18代表候補合宿への追加招集を聞かされた。5月にはU-17代表候補合宿に参加しているが、1ランク上のカテゴリーに呼ばれたのは初めて。慌ただしく学校を離れた藤原は「すごくうれしい。少し緊張もあるけど楽しみ。うれしい忙しさですね」と喜んだ。
前日の清水商との決勝戦には、同代表の布啓一郎監督が観戦に訪れていた。御前試合で、風間兄弟を完封したプレーを評価されての招集。「経験を、みんなに伝えられれば」と決意した。センターバックでコンビを組んだDF増田浩史(3年)も「少しは賢土(の代表招集)をサポートできたのかな。今度、礼として服でももらいます」と、自分のことのように喜んだ。
この日は完全オフで、選手は体を休めた。先制ボレーを決めながら、メダルが当たって前歯が欠けたMF鈴木周太(3年)は「歯医者で仮歯を入れてもらって、あと7、8回通います。でも、うれしい気持ちの方が大きい」。左足首を痛めて1週間様子を見るMF小川哲生主将(3年)は「次に向けて、現状に満足しているだけじゃダメ」と、気持ちを引き締めていた。【今村健人】



