J史上最長身選手となった197センチの鹿島GK八木直生(18)が、「珍ニックネーム脱却」を誓った。28日、茨城県鹿嶋市内で新体制発表会見に出席。昨年11月に右すねを骨折し、現在もリハビリ中だが「早く故障を治して試合に出たい」と意気込みを表した。

 197センチ、75キロの細身の体格から最近「ネギ」「ピサの斜塔」というあだ名をつけられた。俳優速水もこみちがCMで演じた合成された変顔キャラ「速水いまいち」に顔が似ていることから、「いまいち君」とも呼ばれる。「早く試合に出て“いまいち”を卒業したい」と本音を明かした。

 あこがれは鹿島ユースの先輩でもある不動のレギュラー曽ケ端と、同じ197センチのファンデルサール(マンチェスターU)。「身長と手足の長さをいかした空中戦には負けない。まずは試合に出られる体をつくりたい」。曽ケ端の壁は高いが、「いまいち卒業」を目標に1歩1歩前進する。