大分県の広瀬勝貞知事(67)は12日の記者会見で、経営難に苦しむJ2大分に対し、本拠地の九州石油ドームの使用料を全額免除する意向を明らかにした。本来の使用料は約4600万円だが、昨年まで半額が減免されていた。看板スポンサーとして1000万円の予算も初めて計上されており、「大分県民デー」(仮称)を設け、大分県在住の観戦希望者をホームゲーム2試合に無料招待(各4000人)する考えもある。ただし3月上旬の議会で承認される必要がある。大分は1月にJリーグからの追加融資が決まった際、さらに3000万円の運営費削減を求められていた。