アイセキ(相席)オネガイシマ~ス-。J1仙台MFフェルナンジーニョ(29)が、宮崎キャンプ3日目の15日、食事中にチームメートと親密になるプランを立てた。2日開始の延岡キャンプでチームに合流してから2週間。「左足を痛めた延岡では別メニューばかり。みんなと、あまり話せなかった」と明かした上で「席を積極的に移して、みんなと食事しながら話したい」と希望した。

 この日は、キャンプ初の対人シュート練習に参加。「ドリブル突破やスペースを突くのは得意だからね」と、次々にゴールネットを揺らした。J1での実績は十分。あとはチームとの融合だけだ。そこで「相席コミュニケーション」。24人の仲間に対し、この日から28日の帰仙まで13泊。オフの21日を除けば、1日2食の相席で、最終日までに全員とコミュニケーションが図れる。

 「ピッチで話せている」(MF太田)と現状でも問題ないが、FW中島は「まだ食事中は話してないし大歓迎。仲良くしないとね」。フェルナンジーニョも「誰と言わず、全員と仲良くなることが理想」と意欲的だ。来日7年目。ゆっくりなら会話できるという日本語を駆使して、通訳なしでも飛び込んでいく。【木下淳】