<J1:横浜1-0磐田>◇第9節◇1日◇日産ス

 昨年300勝に到達しているJ1磐田が1日、アウェー横浜戦で完封負けを喫した。前節首位浦和に完封勝利を収めた勢いは影を潜め、後半31分に失点を許し最後までゴールを奪えず、無得点で連勝を逃した。公式戦7試合ぶりの黒星となり、J1通算305勝目はならなかった。

 ロスタイムのわずかな時間を惜しんだ柳下正明監督(50)が、ボールボーイに声を張り上げた。「ボール!

 ボール!」。急がせながら受け取るとすぐさま選手に投げた。後半31分、横浜に先制されてから、最後の最後までゴールを目指したが届かなかった。3月27日の京都戦以来公式戦7試合ぶりの敗戦に、同監督は「カウンターでつくっていたチャンスが点につながっていれば…」と悔やんだ。

 この日放たれた9本のシュートは、すべて枠をとらえられなかった。前半29分には、この日最大の決定機を迎えたFWイ・グノが、右足シュートをわずか左に外した。「コーナーを狙ったけど入らなかった。変な緊張感があった。チャンスをつくっても、結局は最後決められるかどうか。自分の責任?

 最近の試合はほとんど感じている」と韓国代表FWがただただ、反省を口にした。

 キックオフ直前のコイントスでは、DF那須主将が選択権を得られずコートチェンジできなかった。後半磐田スタンドを背に攻撃するようにしてから、3勝1分けという「不敗の法則」を使えず敗れた。那須は「反省すべき課題と手応えがあった試合。次につなげたい」と、中3日で迫る次戦を見据えた。【栗田成芳】