<コンサドーレ

 南ア観戦記>

 サッカーW杯南アフリカ大会期間中「コンサドーレ

 南ア観戦記」と題し、札幌の選手たちに日本代表や海外選手のプレーから感じたこと、刺激を受けたことなどを自由に語ってもらいます。1回目は、日本代表が1勝を挙げた14日のカメルーン戦。次代の代表候補、道産子背番号10のMF宮沢裕樹(20)に振り返ってもらいました。

 勝って良かった!

 高校の友人と4人で食事しながら観戦していました。本田選手のゴールシーンは本当に盛り上がらせてもらいました。強化試合では結果が出ていなかったけれど、一発勝負の本番で結果を出したことにメンタル面の強さを感じました。

 中でもアシストした松井選手のプレーに刺激を受けました。前半39分にサイドでボールを受けた後、パスで逃げるのではなく自分で仕掛けてからクロスを上げてゴールに結びつけた。自ら勝負するという強い姿勢が局面を打開するということを痛感しました。リードした後も、前線での相手ボールへの激しいプレス、自陣からドリブル突破して相手DFを引きつけるなど、攻守ともに状況に応じたプレーが印象的でした。

 当然、重いプレッシャーを背負いながら決勝点をたたき出した本田選手のゴール前での冷静さも吸収したいところです。チームの課題ともなっていますが、少ないチャンスを確実に決めることの大切さをあらためて感じました。(コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹)