清水FW藤本淳吾(26)が、23日の山形戦(午後3時=NDスタ)に全神経を集中させる。22日の最終調整では居残りでFKの練習を入念に確認し「今季は1本しか決めていない。FKは自分の持ち味だし、もっと精度を高めたい」と、磨きをかけた。

 この日までに来季、獲得を狙う名古屋から正式オファーが届いた。今季、終了後に2年契約が切れることもあり「話を聞く権利はある」と、しながらも「今はリーグ戦に集中することが大事。契約の話はその後」と話した。看板選手の流出をクラブも必死で食い止める。望月強化育成本部長は「やっぱりうちの10番だからね。お金がどうこうというよりは、うちとしては誠意を持って慰留するしかない」と、説明した。

 次戦は負傷した9月25日の名古屋戦以来のリーグ戦先発となる。「本チャンでやってみてどうかというのはあるけど、足はもう大丈夫」と藤本。長谷川監督も「今季はずっと中心でやってきたし、代表選手だからね。大きな心配はしていない」と、期待を込めた。【為田聡史】