コンサドーレ札幌FW中山雅史(43)が3日、静岡・藤枝総合運動公園で行われた「藤枝初蹴り大祭2011」にサプライズ登場した。藤枝出身選手中心の藤枝ドリームスの一員として東海1部リーグ所属の藤枝MYFCと対戦。昨年11月に両膝手術後、リハビリを続けていたため“監督”としてベンチに座っていたが、試合時間残り1分を切ったところで、突如ユニホーム姿でピッチに出た。

 「最初は出るつもりはなかった」。だが、訪れた5875人に「『元気です』という姿を見せられるように」と、ロスタイムも合わせて約3分半出場。手術後、初めてボールを触るどころかチャンスではゴール前に全力で走り込んだ。予想外の復帰で会場を盛り上げたが、今後もリハビリが続く。「練習が始まってから膝の状態を確認しながらやる。今季は出場時間を増やしていきたい」と、抱負を語った。【栗田成芳】