日本協会が、日本プロサッカー選手会(JPFA)、Jリーグとともに「労使協議会」を結成することが9日、分かった。今日10日に東京・文京区のJFAハウスで開かれる理事会で協議し、承認される見込み。メンバーは日本協会幹部、J事務局幹部、JPFA藤田俊哉会長ら幹部約40人で構成される。7日に3者で話し合い、労使協議会を設定することで合意した。

 日本協会幹部は「今まで対立の要素もあったけれど、3者が同じ立場として日本のサッカーを引っ張っていく意味では、大きな意味があると思う」と話した。同協議会は今後、定期的に会議を重ねることになる。

 JPFAが労働組合になったことで、選手側の要求が通らなかった場合、Jリーグや代表戦のストライキなども想定されていた。事前に同協議会で議論できる枠組みを作ったため、話し合いはよりスムーズに進むことが期待される。