日本協会は20日、東京・文京区のJFAハウスで天皇杯実施委員会を開き、来年の14年度天皇杯決勝を従来の翌年(15年)1月1日国立開催ではなく、14年12月13日に開催することで合意した。同委員会が6月の理事会に提案し、承認されれば正式決定となる。

 日本協会の佐々木一樹天皇杯担当理事(61)は「15年1月9日にオーストラリアでアジア杯が開催されるため、選手の負担などを考慮し、14年度大会だけ天皇杯決勝を早めることになった。代表日程を優先させた結果」と話した。

 国立は、来年3月から約4年間、改修工事を行う。19年度大会からは再び国立開催を目指すが、工事期間中は公募で決勝会場を決める。同委員長は「3万人以上収容のスタジアムならどこも候補になる。本年度(13年度)は通常通り、来年1月1日に国立で決勝戦を行います。当面の最後の元日国立決勝となる」と話した。