なでしこリーグ仙台レディースは今日5日、ホームにINAC神戸を迎え撃つ。昨年5月に負った右膝前十字靱帯(じんたい)断裂から復活を誓うMF嘉数飛鳥(25)は、開幕千葉戦に続いてベンチ入りが濃厚。紅白戦の2本目に主力組に入るなど千葉監督の信頼も厚いアタッカーは「まだ足りない部分はあるけど、だんだん感覚は取り戻せている」と手応えを口にした。

 女王との一戦は、昨季味わった悔しさを晴らす絶好の舞台だ。開幕から5試合2得点と好調のまま迎えたINACとの初対戦でゴールを決めたが、結果は1-5で大敗。直後の練習中に負傷してシーズンを棒に振った。まだ右膝にはテーピングが施されているが「使ってくれるならありがたい。勝ち試合で点を決めたいですね」と意欲十分。復帰を待っていた仲間とサポーターに、約1年ぶりのゴールで恩返しする。