仙台のMF梁勇基(29)とMF関口訓充(25)が、29日に開催される「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ

 がんばろうニッポン!」(大阪・長居)のJリーグ選抜に入ることが濃厚となった。Jリーグ関係者が21日、明かした。メンバーは今日22日の会議を経て正式発表される。

 被害状況が深刻な仙台市。チームも11日、翌日のホーム開幕戦(対名古屋)へ向け準備中に被災した。外国人選手は母国へ一時帰国。日本人選手も3選手以外は仙台市を離れて、実家などに帰っている。チーム始動のめどは立っていない。

 津波の被害が激しかった同市沿岸部の避難所に、手倉森誠監督(43)が防寒物資としてチームウエアを届けるなど、徐々に支援活動も行っている。さらに2人のMFが選出され、勇姿を披露すれば、被災者たちにさらなる元気と勇気を与えるに違いない。