支援物資と復興の願いを乗せた「ジュビロ号」が出発した。磐田は24日、練習後に東日本大震災で被災した岩手県に送る支援物資の搬入作業を行った。今回集まった物資は岩手・盛岡商出身のMF山本脩斗(25)が18日に選手やその家族、クラブ関係者らに援助を呼び掛けて提供されたもの。選手とスタッフらで、遠征時に使用するトラックに積み込んだ。

 「思っていたよりもたくさん集まりました。本当に感謝しています」と山本脩。6日間で集まった衣類や毛布など、段ボール75箱分の物資は今日25日の早朝、母校・盛岡商に届く予定で、各避難所に配布される。山本脩はこの日まで左ふくらはぎ痛で別メニュー調整だったが、今日の全体練習に復帰する予定。「サッカーを通して少しでも多くの人を勇気づけられたらと思う。物資は被災した方の役に立ってほしい」と熱い思いを語った。【神谷亮磨】