J2湘南のFWファビーニョ(24)が12日、クラブとの契約を解除し母国ブラジルに帰国した。開幕戦でベンチ外になるなど試合出場がままならない現状と原発事故の不安を理由に、今月に入りクラブ幹部に相談。6月までの半年契約だったが、所属した2カ月分も無償にすることで合意に達した。大倉強化部長は「奥さんと生まれたばかりの子どもの心配も安心させたかったようだ」と話した。すでにブラジル国内からのオファーもある。Jリーグの震災を理由にした外国人選手の契約解除は新潟MFジョン・パウロ、仙台FWマルキーニョス、山形DFウーゴに続き4人目。