J2札幌FW三上陽輔(18)が、A契約“昇進”記念弾を誓った。チームは26日、札幌・宮の沢で午前午後の2部練習を行った。新人・三上は前節23日の湘南戦でフル出場し、年俸上限なし(1年目は上限700万円)のA契約移行条件となる900分出場を突破した。FW内村が故障中のため、次節30日の東京戦も先発出場が濃厚。V候補相手に今季1号となる“え~ゴール”を決めチームを初勝利に導く覚悟だ。

 FWの役目は点を取ることだ。三上はこの日、全体練習後に古田、高木純、横野らと居残りシュート練習に参加。今季初出場だった湘南戦は無得点だっただけに「キープまではできたけど、点に絡めなかった。次の試合はFWとしてしっかり結果を出さないと」と東京戦に向け意気込んだ。

 公式戦900分を超え、次戦からA契約に移行される。年俸上限480万円のC契約から、下限480万円上限なしのA契約に切り替わる。新人としての甘えは許されない立場になるだけに「今まで以上に勝利に貢献しないといけない」と気を引き締めた。

 この日からスパイクも青色のものから黄色に黒ラインの“タイガーバージョン”に一新。狙いは気分転換だが「験を担ぐ方だし、決めたらこれを履き続けたい」と言った。足元を野獣色に切り替えた18歳が“え~ストライカー”への道を突き進む。【永野高輔】