<J1:浦和0-1山形>◇第25節◇11日◇埼玉

 現在14位と低迷が続く浦和は11日、ホームで行われた山形戦(0-1)試合後に、チーム成績不振の責任を取り柱谷幸一GM(50)を解任し、後任に12日付で総務部長の山道守彦氏(48)を強化部長兼GM代行とする人事を発表した。ペトロビッチ監督(45)は続投方針。

 橋本光夫社長(62)は試合後、柱谷GMに解任を伝えた。同社長は「試合前に、私の中では決めていた。今、ベストの状態で一丸となって残り9試合を戦う判断をした」と言った。

 解任理由について同社長は「ペトロビッチ監督と、選手はいいコミュニケーションがとれているし、監督とGMもうまくとれていたが、柱谷GMは監督経験者として、監督に遠慮している部分があった」と説明。

 現在も降格圏付近で苦しみ、7日のサポーターと語り合う「第2回

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 Together2011」では、サポーターから経営トップらに厳しい意見が突きつけられた。同社長は「サポーターの皆さんにお約束した通り、残りの今シーズンをクラブ一丸となってチーム強化していく」と理解を求めた。

 山道氏は05~08年まで、当時中村修三GM(現日本協会女子部部長)の下、強化部長を務め、天皇杯連覇、リーグ優勝、AFC優勝などの絶頂期を経験した。今日12日にも、同社長が直接、クラブハウスで選手に事情を説明する予定。