仙台FWディエゴ(27)の退団が8日までに決まった。この日の練習開始前にチームを離れた。8月に京都からレンタル移籍で加入。得点力不足解消の起爆剤として期待されたが、リーグ戦5試合で無得点。本来の期限は来年1月1日まで。仙台側が契約更新しない方針を伝えると、本人からモチベーション維持が難しいとの申し出があった。このタイミングでの退団を了承した手倉森監督は「気持ちがぶれている選手がいたら雰囲気を壊しかねないと、彼が一番考えてくれた」と説明した。

 また3日に契約満了が発表されていたDF細川、FW大久保は他クラブで現役続行の道を探る。現在チームを離れている細川は、J2水戸など複数クラブの練習に参加してオファーを待つ。練習では右サイドバックでプレーすることもあった大久保は「FWしか考えていない」と本職にこだわってトライアウトを受ける見込みだ。