札幌に今季新加入するMF高柳一誠(25)が今季、背番号14を付けることが11日、濃厚となった。09年に付けていたMFダニルソン(25)が名古屋に完全移籍。同じ中盤の操縦役として期待される新戦力が、ヨハン・クライフ氏らも背負ったスター番号を引き継ぎ、チームをJ1残留に導く。

 2年間空き番だった14番にニューフェースが入る。クラブ関係者は「いろいろ調整しているが、その(高柳が14番を付ける)可能性はある」と明かした。先代ダニルソンが昨季まで名古屋に期限付き移籍中だったため14番は選手を置かずに空けていた。今季からは完全移籍が決まったため、後継者として、同ポジションの高柳に白羽の矢が立った。

 強靱(きょうじん)なフィジカルを生かし、中盤を制御した剛のダニルソンとタイプが異なるが、巧みな戦術眼を生かしボールを動かせる柔の高柳もチームの核として期待されている。本人も「ボランチとしてゲームを組み立てることで貢献したい」と話しており、継承者には適材だ。

 14番は04、05年にMF田畑が背負って以降、06~08年の鈴木(現強化担当)、ダニルソンと歴代、ボランチを本職とする選手が付けてきた。4度目のJ1挑戦となる12年は、広島育ちのテクニシャンが新14番としてチームをコントロールする。

 ◆主な背番号14の選手

 サッカーでは元オランダ代表MFのヨハン・クライフが有名。日本人では川崎FのMF中村憲、オランダ1部フィテッセFWハーフナー、昨季新潟に移籍した元札幌MF藤田らがいる。人気漫画「キャプテン翼」では“フィールドの貴公子”の呼び名を持つ三杉淳が付けていた。