清水は、2月10日に前日本代表監督の岡田武史監督(55)率いる中国スーパーリーグ杭州緑城と練習試合を行うことが18日、明らかになった。

 シーズン開幕前に、注目の一戦が組まれた。年明けから杭州緑城側から打診を受け、この日、早川巌会長(68)が「2月10日に三保グラウンドでやります」と明言。今季から前日本代表監督の岡田監督が指揮を執り、昨年ACLにも出場した中国の強豪との練習試合が決まった。

 アフシン・ゴトビ監督(47)は、ロサンゼルスギャラクシーでコーチを務めていた05年6月に、当時横浜を指揮していた岡田監督と対戦し、0-2で敗れている。「その時には一緒に食事にも行った。尊敬している人だし、再び会えるのが楽しみ。フレンドリーマッチです」と、しつつも「私は妻とのチェスで負けることも好きじゃない」と、不敵な笑みを浮かべた。

 これで香港遠征のサウスチャイナ戦から始まり、開幕までに海外チームと3試合をこなす。ゴトビ監督は「日本のチームとはスタイルや質の違うチームと試合をすることで選手の経験になる。香港に続き、シーズンに向けて我々にとって重要な試合になる」と話した。国際試合を重ねて3月10日、名古屋との開幕戦に向けて弾みをつけていく。【前田和哉】