W杯南アフリカ大会の日本代表GK川口能活(磐田=36)が22日、練習中に右かかとを負傷し、次節G大阪戦の欠場が確実となった。負傷後は1人で歩くことができず、自らスタッフに手でバツ印を出してグラウンド脇に転倒。応急処置を施し、患部を固定したまま松葉づえ姿で病院に直行した。クラブ関係者によると、本人は「踏ん張った時にピキッと音がした」と話しており、アキレスけん断裂の可能性が高い。通常なら全治6カ月以上で前半戦出場は絶望的となる可能性が出てきた。

 今季は開幕戦でJ通算100完封を達成し、17日の鳥栖戦ではリーグ通算400試合を果たすなど、立て続けに快挙を成し遂げた。4シーズンぶりに主将に復帰した守護神は「いい練習ができていて調子は悪くない。試合では常にレベルアップすることを目指して今後もプレーしたい」と話していた。診察結果は今日23日に発表される。