<J2:山形1-2湘南>◇第19節◇13日◇NDスタ

 山形が湘南に敗れ、首位から3位に転落した。開幕から続けてきたホーム負けなし記録は9でストップ。前半42分、湘南FW永木のシュートが昨季まで山形に所属していたFW古橋の体に当たり、コースが変化。GK清水が左に横っ跳びするも、わずかに届かず先制点を許した。

 古橋とマッチアップしたDF西河は試合前に「ピッチでは熱いけど、プライベートは本当に緩い。そのギャップが好きだった。試合では動きだしに注意したい」と話していた。不運にも見舞われたが、失点を防ぐことはできなかった。

 後半21分には、FW山崎がPKに失敗。同点の好機を逃した。それでも1度は意地をみせた。同32分、ゴールやや左のFKはMF宮阪の「十八番」。今季4点を奪った絶好の位置から、この日も決めた。直前にイエローカードをもらい、次節は累積で出場停止。鬱憤(うっぷん)を晴らすように沈めた。

 だが3分後、湘南MF高山に勝ち越し弾を献上。終了間際には猛攻を見せたが、追いつくまでには至らなかった。千葉、東京Vにかわされ、3位に後退。17日のアウェー町田戦で再び首位浮上を目指す。【湯浅知彦】